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受講生さんから先生への感動のサプライズ劇

今日は、先日ゼロからスタートして丸2年が終了したクラスの最後の授業を終えた小金井先生の感動の手記をご紹介します。


誰に習うか、はとても大切なことです。それによって未来展開する世界が違ってくるからです。私たち講師は、楽しく実りある授業を日々心掛けています。


以下、小金井京子先生の手記を読まれると、社会人がお仕事や家庭のことがあるなか、

2年間で無理なく、楽しくここまでの中国語を身に着けたことが伝わると思います。私も録画を拝見し、全員の発音の素晴らしさにも驚きました。これから中国語を習いたい方はぜひ、ご覧ください。


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このクラスは、1年目は発音とHSK1級対策のテキストで、次の年は引き続きHSK2級対策のテキストを使い学習してきました。この2年の間に、週1回1時間の授業を80回終えた計算になります。


このクラスの受講生は、中国語は初めての方、他の学校などで学習経験のある方、ずっと独学で途中からこのクラスに参加した方……。本業や、学習目的やこれまでの学習歴はもちろん、癖や課題も当然バラバラでした。テキストの進度はある程度一定であるべきですが、その時々の興味の方向、課題によって補充のプリントを入れたり、達成度を実感していくために検定試験の過去問に挑戦してもらったりもしました。


年に二回の、スクール内学習発表会の準備なども、この授業の時間に行いましたし、80時間の授業時間は本当に盛りだくさんの内容になりました。このクラスのメンバーのお一人お一人が、そんな授業を心から楽しんで、日々の学習をしっかり自分のものとしてくれていて毎回の授業はとても充実していました。


そして最後の授業の時間、なんとこんなサプライズを用意してくれていたのです。

その日は、なぜか全員が授業に10分遅れるとの連絡。珍しいこともあるものだと思いながら、それでも10分遅れで予定の内容の授業を進めました。するとその授業の最後、

「先生、今からわたし達爆発しますから!」の声でいったん全員が画面から消えたと思ったら、なんと、それぞれ小道具を用意してこの日のために作ったという台本で、オリジナルの寸劇が始まったのでした。

テキストの例文や補充プリントからアイデアを得て、自分の言いたいことを中心に台本を作り上げたとのこと。以下にその一部をそのままあげてみます。(添削なし)。


同学①: wǒ xuéxí hànyǔ kuài liǎng niánle。

我 学习 汉语 快两年 了。

私は中国語を勉強して、まもなく2年になります


hé wǒ yìqǐ xuéxí de péngyou men dōu hěn bàng。

和 我一起 学习 的 朋友们 都很棒。


wǒ xuéde hěn kāixīn!

我 学得 很开心!

一緒に学ぶ仲間にも恵まれて、すごく楽しく学んでいます


bùguò xià yī běn jiào kē shū fēi cháng hòu,kàn lái hěn nán。


不过, 下一本教科书 非常厚,看来 很难。

(だけど、次のテキストがとても分厚くて、難しそうです!)


wǒ hěn dānxīn。 wǒ néng gēnshàng kè chéng ma?

我 很 担心。 我 能 跟上 课程吗?


wǒde wèilái huì zěnmeyàng ne?

我的 未来 会 怎么样 呢?


私はクラスについていけるか不安です。私の未来はどうですか


易者: hǎo le。wǒ lái bāng nǐ suàn yī guà ba

好了。 我来 帮你 算一卦吧。

                

 (私が、占ってあげましょう

 

      以下、略

 

わたしは感動し、心から誇らしく思いました。たった80時間のオンラインの授業で、

ここまで学習成果を自分のものにできるとは!ふだんから一生懸命勉強してくれているし、

楽しそうに交流していたものの、このメンバー全員がリアルで会ったことはまだ一度もないのです。

それでも、ここまで心を合わせて互いを高めあっている姿に本当に心打たれました。

 

 その劇中、易者にこのようなセリフがありました。

易の神様によれば、君子は良き師に学び、小人は独学する…」

 

わたしは10年ほど太極拳を習っているのですが「習うなら絶対にこの先生!」と決めて始めました。そんな師を得られることは、人生の財産とも言えます。


それに比べればわたしはまだまだ修行の途中で、君子が選んでくれるような『良き師』まではまだまだ遠いと思っています。


それでもこんな素晴らしい応援をいただけました。


いつかそんな『良き師』に少しは近づけたと思える日がくるように、明日からの授業もまた必死に準備して、楽しく授業をしていこうと思っています。




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