日本語では「元気」を口にしない日が少ないと思えるほど、「元気」は
使用頻度の高い言葉ですね。

今朝は、易経の学びの中で「元気」のもともとの意味が出てきたので
それをシェアしますね。
「元気」というのは、中国の古代哲学の概念を表す言葉で
万物を構成するもとになる物質を意味しています。

また、宇宙の万物を構成する、最も本質的で、最も根本的な要素です。
老子はこれを「道」と呼んでいます。

「元気」論では、万物が生まれ、また消滅や、発展、変化するのは、
全て、「元気」が「道=自然の規律」を巡った結果だとしています。

「気」とは万物の最も精妙で、途切れることなく、また存在しない場所はない
目には見えないエネルギーです。ヨガで言う「プラナ」のことですね。
「気」がなくなると、動物は死を迎え、物質は消滅します。

人体における「元気」とは、身体の成長に必要なエネルギーであると同時に、
日々の活動も「元気」を消耗しているプロセスにあり、最後に生命が終わるとき、
人体のなかの「元気」も尽きて、身体は、灯りが消えるように尽きていきます。

ですから、「元気」が多いか少ないかは、生命が長いか短いかにも関係しています。
生死は自然の摂理に沿っているとはいえ、鍛錬を怠らず、
つねに、「元気」をためることで、寿命も延びると考えられています。


************************************
日本語の「元気?」「元気だよ」という言葉の奥は深かったですね。

今日も、元気を巡らせてよい一日をお過ごしください。

masumi.h

合同会社日中共同クリエイションズ代表。日本中国語教育者育成協会代表責任者。