【易経の学び メモ10】上九曰:亢龙有悔何谓也?
上九曰:「亢龙有悔。」 何谓也?子曰: 「贵而无位,高而无民,贤人在下而无辅,是以动而有悔也。」

上九の爻辞は「極限まで上り詰めた龍は,禍に陥る。これはどういう意味ですか?」

孔子曰く「身分は高くとも中身はなく,地位は崇高でも、人民はおらず,才能ある者たちも下の階層を抑圧し、
彼らの補佐も得られず、よって、行動すれば必ず禍をもたらす。」

極限まで上り詰め、皇帝が堕落の極みを経て、国が一気に攻め滅ぼされる、
という例は歴史上のどの王朝の終わりを見てもよくわかります。企業も同じですね。
成功・発展の後、滑り落ちないようにすることは、「上へ上へ」と登っているときの何倍も難しいのかもしれません。。

日本の歴史にも栄枯盛衰がありますが、自然の摂理の一つでもある物事の終焉をいかに美しく終わらせるか…
日本人は「散り際の美」も意識してきたように感じます。

冒頭の亢龙有悔(kàng lóng yǒu huǐ)は成語になっていて、
「地位の高い者が驕り高ぶると、必ず失敗し、後悔する」という意味で使われます。
カテゴリー: 易経の学び

masumi.h

合同会社日中共同クリエイションズ代表。日本中国語教育者育成協会代表責任者。